坊主が似合うはげと似合わないはげ
薄毛が気になり始め、「いっそのこと坊主にしてしまおうか」と考える方は多いですが、坊主頭が誰にでも似合うわけではありません。顔の形や頭の形、そして薄毛のタイプによって、坊主が似合う人と、そうでない人がいます。坊主が似合いやすい「はげ」のタイプとしては、まず、頭の形が良い人、特に後頭部に丸みがある人が挙げられます。坊主頭は頭の形がそのまま露出するため、絶壁やいびつな形の場合は、それが強調されてしまう可能性があります。次に、顔のパーツがはっきりしている人、いわゆる「男らしい顔立ち」の人も坊主が似合いやすい傾向があります。目鼻立ちがしっかりしていると、髪型がシンプルでも顔全体が引き締まって見え、精悍な印象を与えます。また、薄毛のタイプとしては、M字型やO字型で、薄毛部分とそうでない部分のコントラストがはっきりしている場合に、坊主頭にすることで、そのコントラストが曖昧になり、自然に見えることがあります。逆に、頭部全体の髪が均等に薄くなっている「びまん性脱毛」の場合は、坊主頭にしても地肌が透けて見えやすく、かえって薄毛が目立ってしまう可能性があります。一方、坊主が似合わない、あるいは注意が必要な「はげ」のタイプとしては、まず、頭の形にコンプレックスがある人です。前述の通り、頭の形がそのまま出てしまうため、絶壁や頭のハチが張っている場合などは、それが強調される可能性があります。また、顔の輪郭が丸顔や童顔の方も、坊主頭にすると顔の丸みが強調されたり、幼い印象が強まったりすることがあります。ただし、髭を生やしたり、メガネをかけたりすることで、バランスを取ることも可能です。そして、頭皮に傷跡や目立つホクロなどがある場合も、坊主頭にするとそれが目立ってしまうため、事前に確認しておく必要があります。重要なのは、自分自身が坊主頭を受け入れられるかどうか、そして周囲の目を気にしすぎないかどうかです。似合う・似合わないは主観的な要素も大きいため、まずは信頼できる美容師さんに相談し、客観的な意見を聞いてみるのが良いでしょう。美容師さんは、あなたの頭の形や顔立ち、髪質などを考慮し、最適な坊主の長さやスタイルを提案してくれます。